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イボ治療

ウイルス性疣贅(いぼ)とは

いわゆる疣贅(いぼ)はヒトからヒトへ感染する皮膚病で、ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で生じます。 現在のところ、HPVは150種類以上にも異なるタイプがあるといわれています。いぼには多くの種類があり、HPV の種類によって感染しやすい部位(皮膚や粘膜)があり、生じるいぼが全く異なります。

イボ治療に関するQ&A

Q:どのくらいの期間で治りますか?

尋常性疣贅の液体窒素凝固療法では1〜2週おきに8〜12週継続で治療するのが標準的な治療スケジュールです。4回の治療で50%、10回の治療で90%の方がほぼ改善するとされています。

Q:どのくらいの間隔で通院する必要がありますか?何回通院が必要ですか?

上記のように、1〜2週間おきに、2〜3ヶ月間の通院をお勧めしています。

Q:跡が残りませんか?

皮膚を焼灼させる治療ですので、場合により患部やその周囲に火傷跡や色素瘢痕が残ることがあります。顔や首などよく目に入る部分であと画のころことが心配な方は皮膚科専門医に相談されることをお勧めします。

Q:顔のイボにも液体窒素は出来ますか?

当院では首と顔の処置は行っておりません。美容皮膚科の専門に相談される方が、痕も残りにくい最も最適な治療が期待できます。

Q:もし跡が残ったら消す方法はありますか?

外用薬や貼薬で治療する方法がいくつかありますので、状態によって治療を提案させていただくこともありますが、状況によっては美容外科や皮膚科専門医を紹介させていただきます。

Q:水ぶくれなどの副作用が出た時に、どんな経過が良好で、どんな状態になったら受診したら良いのかわかりません。

心配な場合はご受診下さい。医師の診察の下、治療もしくは経過観察を行います。大きな水疱や、治療箇所以外に赤みや痛みがある場合もご相談ください。

Q:費用はどれくらいかかりますか?

液体窒素の1回の料金は大体1,200円程度です。治療する箇所が多いと、もう少しかかります。

Q:そもそも、「イボ」って、いったい何ですか?

「イボ」は、皮膚から盛り上がっている小さなできもの一般を指す俗語です。ですから、患者さんが「イボができた」と言って受診されるものの中には、実に様々の異なる皮膚病(多くは皮膚の腫瘍です)が含まれています。
 最も普通の「イボ」は「ウイルスが感染してできるイボ」で、専門用語でウイルス性疣贅と呼ばれるものです。その他にも、ミズイボ(専門用語では伝染性軟属腫)や中年イボ(専門用語ではスキンタッグ)や年寄りイボ(専門用語では老人性疣贅あるいは脂漏性角化症)を初めとする多くの皮膚病があります。中には悪性腫瘍のこともありますので、診断には慎重を要します。
 もっとも、皮膚科医が狭い意味で「イボ」と言う場合、通常はウイルス性疣贅を指します。ウイルス性疣贅にもまた見た目の違う多くの種類があって、原因になるイボのウイルスに少しずつ違いがあることが分かって来ています。その中でも最も見る機会の多い子供の手足などにできるイボを示しました。尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)とよばれるものです。

Q:イボ(ウイルス性疣贅)は、どうしてできるのですか?

イボは、ヒト乳頭腫ウイルスと言うウイルスの一種が皮膚に感染してできます。ヒト乳頭腫ウイルスはhuman papillomavirusの日本語訳です。日本語訳と英語読みを組み合わせてヒトパピローマウイルスと書いたり、英語名をHPVと略して書いたりもします。このHPVには多くの種類があって、普通のイボ以外にも、ある種のものが性感染症(性病)である尖圭コンジローマの、他のある種のものが子宮癌の原因ウイルスとして注目されています。これらの異なるウイルス名を新聞・雑誌やテレビなどで見聞きされることが多いと思いますが、呼び名が違うだけで同じウイルスを指しています。HPVのうち、さらにある種のものが皮膚や粘膜の細胞に感染すると、見た目の異なるいろんなイボができ、それらを全部ひっくるめた呼び名がウイルス性疣贅です。
 皮膚は表面の方から順番に、表皮、真皮および皮下組織と呼ばれる3つの層からできています。皮膚はこのように何層にもなって、免疫の働きなどとも力を合わせて、私達を外界の有害刺激やウイルスや細菌感染などから守っています。
 イボのウイルスも正常の健康な皮膚には感染できない(と考えられている)のですが、小さな傷などがあるとそこから皮膚に入り込んで、基底層にある細胞に感染してイボをつくると考えられています。感染を受けた基底細胞は細胞分裂が活発になり、まわりの正常細胞を押しのけて増え続けます。もっとも、理由はまだよく分かっていませんが、ある程度の大きさ以上にはなれないみたいです。こうしてできた感染細胞の塊が、私たちが日常見ているイボの正体です。外陰部や口など皮膚に連続する粘膜も皮膚と似たような構造をしていますので、同じようにしてイボができます。外陰部のイボは、特に尖圭コンジローマと呼ばれ、先にも書きましたように性感染症として扱われます。
 このように、イボができるためには小さな傷を通してウイルス(HPV)が皮膚や粘膜に入り込み基底細胞に到達する必要があります。外傷を受けることの多い手足や外陰部に、あるいはアトピー性皮膚炎の子供たちなどの特に引っ掻くことの多い肘・膝窩にイボができ易いのはこのためです。

Q:イボ(ウイルス性疣贅)には、どんな種類がありますか?

今までに150種類以上もの型が見つかっていますが、ウイルスの検出法が進んで、その数はもっと多くなりそうな勢いです。この型の違いによって、感染しやすい場所や、できるイボの種類(見ため)が異なることも分かっています。そればかりでなく、ある種の型(普通のイボをつくるものとは異なります)が、子宮癌や皮膚癌などの原因になっていることも分かって来ています。
 このようなことから、HPVを主に皮膚に感染する皮膚型と外陰部や膣や子宮頸部などに感染し易い粘膜型に、癌を起す能力の違いから良性型と悪性型に大まかに分けたりもします。普通のイボをつくるHPVは、もちろん良性型に入ります。
 このように、HPVの型の違いによって色々なイボができますが、そのうち代表的なものを挙げておきますと、最も普通に見られるのが、子供の手足にできるイボで、尋常性疣贅です。顔にできる指状疣贅(しじょうゆうぜい)や足の裏にできる足底疣贅(そくていゆうぜい)も、見た目は違いますが尋常性疣贅の仲間です。尋常性疣贅以外では、顔や腕にできることの多い扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)や外陰部にできる尖圭コンジローマなどがあります。
 ちなみに、尋常性疣贅がHPV2型や57型など、扁平疣贅が3型や10型など、尖圭コンジローマが6型や11型など、ボーエン様丘疹症がHPV16型などを主な原因とすることが分かっています。HPV16型は、子宮癌の原因として注目されている型でもあります。

Q:イボ(ウイルス性疣贅)はうつるのですか?

イボ(ウイルス性疣贅)は、ウイルス(HPV)が感染してできる皮膚や粘膜の病気ですから、もちろん「うつる」可能性を秘めています。しかしながら、私たちの皮膚や粘膜は解剖学的な構造や免疫の働きなど他の様々のバリアー機構でウイルスや細菌などの感染から守られており、正常の皮膚や粘膜には通常感染しにくいと考えられます。
 ただし、皮膚や粘膜に小さい傷ができて侵入を許したり、様々の感染から私たちの身体を守っている免疫力が何らかの理由で低下すると、イボができ易かったり、ひどくなったり、治りにくくなることが知られています。したがって、免疫力の低下を引き起こすような病気に罹っている時、免疫を押さえるような治療を受けているような時やアトピー性皮膚炎などで皮膚のバリヤー機能が低下しているような時には、特に注意が必要です。また、特別な場合ではなくても、手あれや髭剃りなどに伴う眼に見えないくらいの小さな傷からも侵入しますので要注意です。
 また、「うつる」ことについて言えば、尖圭コンジローマなど性行為でうつる性感染症(性病)があることも、ぜひ知っておいて下さい。性パートナーを含めた感染予防や治療が必要です。

Q:子宮癌がイボのウイルスが原因と聞いたことがあります。イボは癌になるのですか?

子宮癌のうち子宮頸癌の原因の一つとして、ある種のイボのウイルス(HPV16型の感染のことが最も多い)が感染して起こる可能性がクローズアップされています。皮膚癌の中では、昔から疣贅状表皮発育異常症(ゆうぜいじょうひょうひはついくいじょうしょう)と言う稀な皮膚病の患者さんにできるものがウイルス感染で起こるらしいと考えられていましたが(今ではHPV5型を初めとする特定のHPV型が原因であることが分かっています)、これとは別に外陰部や指にできる皮膚癌から子宮頸癌と同じ種類のHPVが見つかることが最近になってわかり、子宮頸癌を起すHPV16型などが外陰部や指にも感染して癌の原因になっているのではないかと考えられています。
 このように、子宮頸癌やある種の皮膚癌がHPVで起こる可能性が分かって来ましたが、HPVには多くの型があり、子宮頸癌がHPV16型、疣贅状表皮発育異常症に生じる皮膚癌がHPV5型など、癌を起しやすいHPVの型が決まっているらしいことも分かっています。普通のイボは全く違う型のHPVが原因ですので、普通のイボが癌になるとは、基本的には(もちろん、免疫が低下している時など、いつも例外はありますが)考えなくて良いでしょう。
 ただし、一般の方が「イボ」と呼ばれる皮膚病には色々な種類の皮膚腫瘍が含まれています。時には悪性腫瘍のことがないとは言えません。自己診断せずに、必ず皮膚科専門医の診断を受けることが大切です。

Q:イボの治療はどうするのですか?

イボの治療は、その成り立ちから考えて(1)原因となっているウイルス(HPV)を退治する、(2)できてしまったイボを何らかの方法で排除する、の二つの方法が考えられますが、未だ特効薬や特効的治療法は無いと言うのが現状です。イボの種類や発生部位などが患者さんよって違いますから、治療は液体窒素を用いた冷凍凝固療法、電気焼灼法、グルタルアルデヒド(保険適応無し)などの外用療法やヨクイニン内服療法などの中から、それぞれの患者さんに最も適していると思われるものを選んで行われます。これは、どの患者さんにとっても「これが一番効く」と言う治療法が無いからです。一人の患者さんにとても良く効いた治療法が、別の患者さんに効くとは限らないところがイボ治療の難しいところです。
 また、どの治療法を用いても、多くの場合一回の治療で治すことは難しく、何回か繰り返してやっと治るのが通常の流れです。イボは治りにくく再発することも多い病気ですが、必ず治ることを信じて、あまり神経質にならないことも大切です。

Q:ミズイボとイボは違うのですか?

違います。ミズイボは、専門用語では伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)と呼ばれます。イボもミズイボも子供に多い皮膚病で、どちらもウイルス感染でできる点は似ていますが、イボがヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感染でできるのに対し、ミズイボは伝染性軟属腫ウイルスと言う全く別のウイルスが原因です。ミズイボは、表面がツルツルして、みずみずしい光沢のある直径数mmから5mmくらいの小さな皮膚の盛り上がり(丘疹と言います)で、てっぺんが少し凹んでいるのが特徴です。イボは表面のがさついた硬い丘疹のことが多いですから、よく見ると、見た目も随分違いますね。
 イボが手のひらや足の裏を含む手足にできることが多いのに対し、ミズイボが身体にできることが多い点も違います。ミズイボが手のひらや足の裏にできたのを見たことは有りませんね。ミズイボのウイルスは毛に感染すると考えられていて、毛の無い手のひら・足の裏にミズイボができない理由と思われます。

Q:ミズイボの治療はどうするのですか?

ミズイボの治療に関しては、専門家の間でも意見の別れるところです。先の小さなピンセットやリングピンセットなどでミズイボを抓むと、てっぺんの凹んだ部分から小さな白い塊が出てきます。これが「ミズイボとり」と呼ばれる最も簡単で一般的な治療法です。イボと同じように冷凍凝固療法を行うこともあります。いずれも極めて有効な治療法なのですが、多くは子供たちである患者さんに、痛みや精神的苦痛を強いる治療法であることが欠点です。ミズイボが自然に治ることも多い病気であることから、時間は少しかかっても塗り薬などを用いた痛みの少ない方法で治療すべきだと言う考えや、放っておいてもよいと言う考えの先生もいらっしゃいます。ミズイボの周りにできる湿疹がとても痒かったり、引っ掻いたりしているうちに湿疹がひどくなったり、伝染性膿痂疹(トビヒ)を引き起こしたりすることもあります。もちろん、他の子供たちにうつしてしまう可能性もあり、なるべく数が少ないうちに治療した方が良いかもしれません。

Q:ミズイボがある時は、プールに入ってはいけないのですか?

ミズイボがプール遊びで感染する可能性があることや、ビート板などの水泳用具を介してうつる可能性が指摘されています。このようなことから、ミズイボがある時は治療してからでないとプールに入れてもらえないことがあります。
 プールの水で感染するとは思えないのですが、プール遊びに限らず、子供たちは裸でじゃれあうことが大好きです。そしてこのことは、子供たちの精神的な成長にとってとても大切なことだと思います。また、ミズイボができていることが患児自身に精神的苦痛を与えていたり、いじめの対象になっていたりすることも考えておかなければなりません。このように考えてくると、できるだけ治療してからプールに入るようにした方がいいように思われます。プールの後は、シャワーでよく洗い流すようにしましょう。ドライスキンの子供たちでは、その後のスキンケアも大切です。

Q:イボやミズイボにかからないようにするには、どうすればいいですか?

イボやミズイボがウイルス感染症です。他のウイルス感染症と同じようにワクチンで予防できれば理想的ですが、残念ながら現在のところ、子宮頸癌や性感染症予防の観点からHPV16と18型(子宮頸癌の主な原因)、HPV6と11型(尖圭コンジローマの主な原因)の4つの型に対する予防ワクチンがあるのみで、イボ全般やミズイボに対する予防ワクチンはありません。その4つのHPV型に対するワクチンも、まだ我が国では実施されていません。
 イボやミズイボに全く罹らないようにするのは不可能ですが、先にも何度か書きましたように、イボのウイルスは正常の健康な皮膚には感染できず、髭剃りあとや、指の“さかむけ”や手足の荒れや、水虫や靴擦れなどでおこる皮むけのあとなど障害のある皮膚にでき易いことが分かっています。また、アトピー性皮膚炎があると、ミズイボにかかり易いだけでなくひどくなり易いことなども分かっており、乾燥肌や痒みに対する引っ掻き行為などが関係していると思われます。
 したがって、イボやミズイボにかかりにくくするためには、外傷を受けることの多い手足や肘膝、手あれや髭剃りあとなどの肌荒れに対するスキンケア、アトピー性皮膚炎など基礎疾患の治療を通して「イボ」のできにくい皮膚の環境作りをすることが大切と言えます。また、免疫の低下するご病気の方、免疫抑制剤を使用中の方は、特にこのような点に注意して下さい。尖圭コンジローマやボーエン様丘疹症が性感染症であり、性パートナーを含めた感染予防が大切なことは先に書いた通りです。

Q:ウオノメと思って皮膚科を受診したら、イボと言われました。ウオノメとイボはどう違うのですか?また、ウオノメはどうしてできるのですか?

ウオノメは、通常大人の足の裏や趾(ゆび)などにできる、直径5~7mm程の硬い皮膚病変で、歩行や圧迫により激しい痛みを伴うのが特徴です。中心に魚の眼のような芯が見えるので俗にウオノメと呼ばれますが、面白いことに専門用語では“鶏眼(けいがん)”と言います。
 皮膚の一番外側には角質層と呼ばれる硬い層があり圧迫などの外界刺激から身体を保護しています。足底の皮膚が厚く硬いのは、歩いたり体重を支えたりと、機械的刺激の多いことに対して、皮膚が角質層を厚くして対応しているからです。踵の皮膚を見ると、このことがよく分かりますね。さて、何らかの理由で、一定部位に繰り返し異常な圧迫刺激が加わると、角質が厚く芯のようになり、真皮に向かって楔状に食い込んで行く場合があります。こうしてできたのが魚や鶏の眼のように見えるウオノメです。圧迫や歩行などに伴って、楔状に食い込んだ角質の芯が神経を圧迫して痛みを生じます。
 足の裏にできるイボは特に足底疣贅と呼ばれますが、皮膚の中にめり込んでいることが多いので、小さいものではウオノメと区別がつきにくい時があります。特に子供の足の裏にはミルメシアと呼ばれる、ウオノメそっくりの“痛い”イボができることがあります。


Q:ウオノメとタコはどう違うのですか?

タコ(専門用語ではベンチ)もウオノメと同じように、どこかの皮膚タコ(専門用語ではベンチ)もウオノメと同じように、どこかの皮膚の一部が慢性の刺激を受けて角質層が厚くなる病気ですが、ウオノメと違って刺激を受けた辺り全体の皮膚が少し黄色味を帯びて、厚く硬くなって盛り上がって来ます。ウオノメがふつう足の裏にできるのに較べて、タコは足の裏以外にも、生活習慣や職業やその人の癖などにより、身体のあちこちにできます。ペンダコや座りダコなどを思い出していただくと分かり易いと思います。子供の「吸いダコ」もあります。ウオノメと違って痛みの無いことが普通で、むしろ厚くなった角質のために感覚が鈍くなっていることもあります。
タコに痛みや赤みを伴う場合は、細菌感染を起こしている可能性がありますので早めに皮膚科を受診して下さい。特に糖尿病の患者さんでは重症化し易いので注意が必要です。

Q:ウオノメやタコの治療はどうするのですか?

治療の根本は原因である「皮膚の一部が圧迫などの刺激を受け易い」状況の改善ですが、ウオノメの場合、当面の問題として歩行時の激しい痛みをとる必要があります。これには原因である楔状に食い込んだ角質を除去するのが一番です。最も一般的に行われる方法は、ウオノメの大きさに合わせて切ったスピール膏を数日間貼り、角質を軟らかくしたあと中心部の“眼”の部分だけをメスやハサミなどで切りとる方法です。疼痛軽減や再発予防のために、ドーナツ型パッドなどを用いて圧迫除去を行うこともあります。また、イボの治療の時のように電気焼灼法や冷凍凝固療法を行うこともあります。
 メスによる切除は、その後におこる瘢痕(傷あと)の痛みがウオノメの痛みよりかえって強いことがあり、あまり勧めていませんが、激烈な疼痛のために日常生活が制限されるなど、場合によっては手術が行われるかも知れません。歩行異常や骨の異常の可能性がある場合は、整形外科的診察や治療が必要です。
 タコについては、必要に応じて硬くなった角質を軟膏などで軟らかくしたり、スピール膏やハサミやメスなどを用いて除去したりします。また足底粉瘤などの皮下腫瘍の影響で表面の皮膚にタコができていることがあり、このような場合は原因である腫瘍の治療が必要です。
この様に、ウオノメもタコも、どの治療法がベストなのかは患者さんによって違います。原因の診断も含めて、医師とよく相談していきましょう。

Q:イボやウオノメやタコの薬が市販されています。自分で治療してもいいのですか?

正しい治療のためには正しい診断が大前提です。イボもウオノメもタコも良性のありふれた皮膚病ですが、時に区別がつきにくいことや、色んな皮膚病が混じっている可能性があることをこのQ&Aでは説明して来ました。足の裏の悪性腫瘍をウオノメと自己診断して、自分で治療しているうちに進行させてしまった方もおられます。診断が正しくても、またどんな簡単な治療法であっても、正しく行われないと却って有害なこともあります。事実、ウオノメを自己治療していて化膿させてしまった糖尿病患者さんもおられます(資料37)。また、治療を成功させるためには、可能な限り病気の原因を取り除くことが重要です。治療に際しては、先ず初めに皮膚科医の正しい診断を仰いで下さい。そして、その指導と管理の下に行われるのであれば、市販のお薬を用いて自分で治療することもあってよいと思います。

Q:ウオノメやタコにならないためには、どうしたらいいですか?

ウオノメやタコの原因である「特定の場所の皮膚への慢性の刺激」は、窮屈な靴、長時間の歩行、足の変形、歩き方の異常、年を取ったり病気などによって脂肪組織が減少したり、浅い所に固い骨や関節があるなどの色んなことで生じます。このような圧迫因子を見つけて、可能な限り除去することが予防と治療の両方にとって最も大切です。圧迫の原因が除去されない限り、治療を続けても中々治らないばかりでなく、一度治っても必ずと言っていいほど再発するからです。どんな原因にせよ不適切な靴が原因となっていることが多いので、専門の靴屋さんに相談されることも大切です。適正な靴に替えただけでウオノメが治ることもあります。もっとも、他の病気が原因のことや、職業や生活習慣など実際には除去できない原因のことも多いと思います。角質軟化剤や保湿剤などを用いたスキンケアやパッドなどを用いてなるべく局所の刺激を少なくするような工夫も必要です。


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